子育てに悩むあなたへ|『自分の親に読んでほしかった本』の要約と感想

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こんにちは、りんむです。
『自分の親に読んでほしかった本』を読んでみました。

子育てって、正解が見えなくて不安になること、ありますよね。
「どうしてこんな行動をするの?」「また怒ってしまった…」
そんなふうに悩んでいたとき、私はこの本に出会いました。

『自分の親に読んでほしかった本』
タイトルを見た瞬間、親としてではなく、“子どもだった自分”の心が反応した気がしました。

この記事では、この本の要約と、私自身の気づきを交えて感想をお届けします。
子育てに悩む方の心が、少しでも軽くなりますように。

子どもの行動には理由がある|感情を読み解く子育ての視点

「どうしてそんなことするの?」
子育てをしていると、思わずそう言いたくなる場面に何度も出会います。
でもこの本は、そんなときこそ「子どもの行動の裏にある気持ち」を見ようと教えてくれました。

たとえば、うちの子が3歳のころ。

スーパーで突然床に寝転んで泣き出したことがありました。
私は恥ずかしさと焦りで、「やめて!」「立って!」と声を荒げてしまいました。
でもあとで思い返してみると、その日は保育園でお友だちとケンカしたと話していたんです。
きっと、心が疲れていたんですよね。
スーパーの騒がしさや、私の急ぎ足に、ついていけなかったのかもしれません。

この本を読んでからは、そんな場面でまず…
今、どんな気持ちなのかな?」と考えるようになりました。

泣いている理由がわからなくても、
「悲しいの?」「疲れちゃった?」と声をかけるだけで、子どもは少しずつ落ち着いてくれます。

行動だけを見て叱るのではなく、気持ちに寄り添う
それだけで、親子の関係はずいぶん変わるんだと実感しています。

怒らない子育てのコツ|「気づく」ことで親子関係は変わる

「なんでそんなことするの?」「何度言ったらわかるの?」
私も、何度もそんな言葉を口にしてきました。

でもこの本は、「怒る」より「気づく」ことが大切だと教えてくれました。

子どもは、親の怒りよりも、理解を求めている

その言葉が、私の心に深く残りました。

ある日、うちの子が保育園から帰ってきて、靴を脱ぎっぱなしで部屋に駆け込んでいきました。
私は反射的に「ちょっと!靴は揃えてって言ってるでしょ!」と声を荒げてしまいました。
でもそのあと、ふと気づいたんです。
その日は遠足で、帰りのバスで少し酔ってしまったと言っていたこと。
きっと、気持ち悪くて早く座りたかったんですよね。
「そっか、しんどかったんだね。靴のことはあとでいいよ」
そう声をかけ直したら、子どもは「うん…」と小さくうなずいて、安心したような顔をしていました。

怒るより、気づく。
それだけで、子どもとの距離がぐっと近づく気がします。

もちろん、毎回冷静に対応できるわけじゃありません。
でも、「怒ってしまったな」と思ったら、あとから「ごめんね」と伝えるようにしています。

それもまた、誠実な親でいることのひとつだと、この本は教えてくれました。

完璧な親じゃなくていい|誠実さが子どもを育てる

子育てをしていると、「ちゃんとしなきゃ」「間違えちゃいけない」と、つい自分を追い込んでしまうことがあります。
でもこの本は、そんな私にこう語りかけてくれました。

子どもは完璧な親を求めていない。誠実な親を求めている

この言葉に、私はふっと肩の力が抜けました。

ある日、私は子どもに対して強く怒ってしまったことがありました。
理由は、夕飯前にお菓子をこっそり食べていたから。
「なんで勝手に食べるの!ごはんいらないって言うでしょ!」
そう言って、私は声を荒げてしまいました。でも、子どもは黙ったまま、目に涙をためていました。
その姿を見て、私のほうが泣きたくなりました。夜、寝る前に「さっきは怒りすぎちゃってごめんね」と伝えると、
子どもは「うん、でもおなかすいてたの」とぽつり。その一言に、私はハッとしました。
お菓子を食べたのは、わがままでも反抗でもなく、ただ「おなかがすいていた」から。
それだけのことだったんですよね。

完璧じゃなくていい。
間違えても、あとから「ごめんね」と言えばいい。
その姿を見せることが、子どもにとっての“学び”になる

この本は、そんなふうに「親である自分」をやさしく許してくれる一冊でした。

親子関係を見直す|過去の自分に寄り添う育児本の力

『自分の親に読んでほしかった本』を読んでいると、
ふと、子どもだった頃の自分の記憶がよみがえってきました。

怒られたとき、泣いたとき、黙り込んだとき。
そのときの私は、何を感じていたんだろう。
どうして、言葉にできなかったんだろう。

子どもは、感情をうまく言葉にできないだけ

その一文に、胸がじんわりと熱くなりました。

私は小さい頃、よく「ちゃんとしなさい」と言われていました。
でも「ちゃんと」って、どうすればよかったんだろう。
その意味がわからなくて、ただ不安になっていた気がします。

今、親になってみて思うのは、
あのときの私も、
ちゃんと理由があって泣いていたし、
ちゃんと理由があって黙っていたんだ
ということ。
ただ、それを誰にも伝えられなかっただけ

そしてもうひとつ、この本が教えてくれた大切なことがあります。
それは、親としての反応が、自分の過去の体験に影響されているということ。

私はよく、息子に「宿題をまずやりなさい」と言ってしまいます。
でも息子は「後でできるからいい」と言う。
その言葉に、私は少しモヤモヤしてしまうのです。

なぜなら、私自身が子どもの頃、めんどうなことは後回しにしていたから。
そして今は、大人として仕事を前倒しで片づける習慣が身についています。
さらに思い返すと、私の親も「何でも早めに準備するタイプ」でした。

親から受けた感情の遺産は、気づくことで断ち切れる

この本の第1章に書かれていたその言葉が、今も心に残っています。

気づいた今だからこそ、私は「宿題はいつやるつもり?」と聞くようになりました。
「後でやる」と言われたら、「そっか、じゃあ何時にやるか決めようかと提案する
それだけで、息子とのやりとりがずいぶん穏やかになった気がします。

親子関係は、今の子どもとの関係だけじゃなく、
自分自身との関係も見つめ直すきっかけになるんですね

子育てに悩んだら、この本を読んでほしい

子育てに正解はない。
でも、子どもと向き合う“姿勢”を整えるヒントは、確かにある。
この本は、そんなヒントを静かに、でも力強く教えてくれました。

私はこの本を読んでから、
「怒らないようにしよう」とか「ちゃんと褒めよう」といった“方法”よりも、
今、子どもはどんな気持ちなんだろう?」と考える“姿勢”を大切にするようになりました

そして何より、
「今からでも遅くない」
そう思えたことが、私にとっていちばんの収穫でした。

完璧じゃなくていい。
間違えても、あとからやり直せばいい。
子どもは、そんな私の姿を見て、ちゃんと感じてくれているんだと思います。

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