
こんにちは、りんむです。
「JUST KEEP BUYING」の著者が資産をレベルUPする為の戦略本を出しましたよ!
前作『JUST KEEP BUYING』を読んでおいて本当に良かったと思っていたところ、2025年11月に著者の新刊が出版されたと知り、すぐに購入しました。
読み進めてみると、資産を増やすための「レベル別戦略」ももちろん参考になりますが、それ以上に心に残ったのは第11章以降に語られるテーマでした。
――「お金で幸せは買えるのか」「社会的・精神的・身体的・時間的な富とは何か」。
これらの問いを通じて示される“心の在り方”を、忘れずに大切にしたいと強く感じました。
では、『JUST KEEP BUYING』の著者が提示するレベル別戦略とは一体どのようなものなのでしょうか。
この本の特徴
💰レベル別戦略の体系化
初心者から上級者まで、資産形成のステップを段階的に示している。
💰「幸せとお金」の関係性に踏み込む
第11章以降に登場するテーマでは、社会的・精神的・身体的・時間的な豊かさを「富」として捉え直し、人生の質を高める視点を提供。
💰実践と哲学の両立
投資や資産形成の「やり方」だけでなく、「なぜそれをするのか」という根本的な問いに答えている。
前作『JUST KEEP BUYING』との違い
💰前作
「買い続けること」の重要性を中心に、シンプルで実践的な投資行動を提案。
💰今作
投資戦略をさらに細分化しつつ、人生の幸福や心の在り方にまでテーマを広げている。
💰読後感の違い
前作は「行動の指針」を得られる本、今作は「生き方の指針」にまで広がる一冊だと感じた。
レベル別戦略
レベル1(資産1万ドル:約150万円未満)
―生存戦略
レベル2(資産1万~10万ドル:約1500万円未満)
―教育&スキル戦略
レベル3(資産10万~100万ドル:約1億5000万円未満)
―投資戦略
レベル4(資産100万~1000万ドル:約15億円未満)
―起業戦略
レベル5(資産1000万~1億ドル:約150億円未満)
―事業拡大戦略
レベル6(資産1億ドル以上:約150億円以上)
―資産防衛戦略
THE WEALTH LADDER28頁より

このレベル別戦略を見て、皆さんはどう感じましたか?
レベル4以降になると、まさに桁違いの資産規模ですよね。
日本人の金融資産:平均値・中央値はこちら👇
| 年代 | 平均値 | 中央値 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 約270万円 | 約50万円 | 就職直後で資産形成はこれから |
| 30代前半 | 約510万円 | 約200万円 | 結婚・住宅購入などで出費増 |
| 30代後半 | 約740万円 | 約350万円 | 教育費などで伸び悩み |
| 40代前半 | 約940万円 | 約400万円 | 中央値はまだ低め |
| 40代後半 | 約1,120万円 | 約500万円 | 平均と中央値の差が拡大 |
| 50代前半 | 約1,530万円 | 約600万円 | 老後資金準備が始まる |
| 50代後半 | 約2,080万円 | 約800万円 | 退職金前で大きく増加 |
| 60代前半 | 約2,410万円 | 約1,000万円 | 定年期、中央値が1,000万円超 |
| 60代後半 | 約2,350万円 | 約1,050万円 | 年金収入開始 |
| 70代 | 約1,683万円 | 約1,200万円 | 退職金・年金で安定 |
| 80代 | 約1,500万円 | 約1,000万円 | 老後資産の取り崩し期 |
※これは二人以上世帯のデータです。
こうして見ると、ほとんどの年代別世帯が「レベル2・3」に収まっていることが分かります。
だからこそ私は、家族や友人には「THE WEALTH LADDER」を“時間に余裕があれば読んでみると良い本”として勧めたいと思います。
資産形成のためにはまず『JUST KEEP BUYING』をしっかり読み、
そして「富とは何か」という心の在り方を学ぶために『THE WEALTH LADDER』を読む。
この二冊を組み合わせることで、行動と心の両面から学びが得られるはずです
地味だけど大切なステップ(①~⑤)
とっても地味ですが、以下の①~⑥をしていけばいいかと思います👇
①収支を把握する
②固定費・保険料の見直し
③生活防衛費を貯める
④投資を始める
⑤給料アップ/副業で収入アップを目指す
次の章ではいよいよ「本当の豊かさとは…」という心の在り方について触れていきます。
本当の豊かさとは?(心の在り方)
社会的な富(P323)
「本当の豊かさとは、嫌な人たちと時間を過ごさないことだ」

人間関係の質こそが、人生の幸福度を大きく左右するってことね
・人間関係の棚卸し:一緒にいて心地よい人との時間を増やし、ストレスを感じる人との関わりを減らす。
・コミュニティ参加:趣味や学びの場に参加して、前向きな人間関係を築く。
精神的な富(P326)
「好きな事を仕事にすれば、人生で一日も働く必要はなくなる」
著者はこれを踏まえつつ、精神的な豊かさを保つためには仕事を避けるのではなく、楽しみながら働くことを考えるべきだと述べています。仕事は人生の喜びの源にもなり得ますが、同時にストレスの原因にもなり得るからです。

運動・睡眠・瞑想・ヨガ・マインドフルネスなどがストレス軽減に役立つ研究結果が出ているそうですよ!
・仕事に楽しみを見つける:小さな達成感や工夫を意識して「働く=喜び」に近づける。
・ストレスケア習慣:運動・睡眠・瞑想・ヨガ・マインドフルネスを日常に取り入れる。
身体的な富(P334)
「他のあらゆる富の基盤」――身体的な健康はすべての豊かさの土台ですよね!
研究結果によれば、身体的な富の重要な4要素は「睡眠」「栄養」「筋力」「心肺機能」であり、これらを整えることが人生の質を支えるとされています

子どもが心・身体・脳が健康に発達する為の要素と同じ!
大人の健康にも、しっかり遊び(運動)食べる物に気を付け、良質な睡眠をとる事が大切なんだね!
・睡眠の質を高める:就寝前のスマホ使用を控え、規則正しい生活リズムを意識。
・栄養バランスを整える:加工食品を減らし、鉄・タンパク質・ビタミンを意識的に摂る。
・筋力&心肺機能の維持:週2〜3回の軽い筋トレやウォーキングを習慣化。
時間的な富(P341)
「人生は短いわけではない。私たちがその多くを無駄にしているだけだ」
古代ローマの哲学者セネカの言葉です。

時間の使い方こそが、人生の豊かさを決定づける最大の要素!
・優先順位を決める:本当にやりたいことを先に予定に入れる。
・「やらないことリスト」を作る:不要な会議や惰性のSNS時間を減らす。
・小さな余白を確保:1日の中に「何もしない時間」を意識的に作る。
4つの富は「大きな目標」ではなく、日々の小さな選択の積み重ねで育まれます。人間関係を整え、仕事を楽しみ、健康を守り、時間を大切にする――このシンプルな習慣が、真の豊かさにつながるのですね。
さいごに
『JUST KEEP BUYING』と『THE WEALTH LADDER』を通じて学べるのは、
資産形成のための行動指針と、心の在り方という二つの豊かさです。
お金を増やすことだけが目的ではなく、人間関係・仕事の楽しみ・健康・時間の使い方を整えることが、本当の意味での「富」につながるのだと改めて感じました。
地味な習慣の積み重ねが、未来の安心と幸せをつくります。
私自身も日常の中でこの学びを活かしながら、家族や読者の皆さんと一緒に豊かさを育んでいきたいと思います。


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