
こんにちは、りんむです。
イノチグラスの作成をしてもらいました。
「どうしたらこの子は発達できるの?」
そんな問いを胸に、支援の方法を探し続けてきました。
そして出会ったのが、灰谷孝さんの著書『人間脳を育てる』をきっかけに知った「発達支援コーチ」や「イノチグラス」という支援のかたちです。

今回は、私が実際に体験したその方法について、感じたこと・気づいたことをお伝えします。
同じように悩み、模索している方のヒントになれば嬉しいです。
この記事では「イノチグラス」を作成してもらうため検査をした時や実際に学校に装着していった息子の感想を書いています。
※発達支援コーチの実際のセッションについてはまた別記事で書きます。
作名:人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長
発行日:2016年06月
著者:灰谷孝
イノチグラス『発達を促すメガネ』とは?
著者の灰谷孝さんが考案した「イノチグラス」というのは、
目が体や心に与える影響を研究し、発達を促すために作られた眼鏡
のことです。
イノチグラスの特徴
・カラーレンズによる視覚調整
―左右で色が違う場合も!
・斜位(視線のズレ)やまぶしさへの対応
―自分では気づいていない「まぶしさ」があるかも!?
・身体と心のバランスを整える
―目と身体の繋がりを感じました!
・自律神経が整う
―過剰な光刺激を眼鏡で緩和することによって…😊
・完全オーダーメイド
―世界に一つだけの超オーダーメイド品( *´艸`)
私の「イノチグラス」による発達障害改善の超ざっくりイメージはこんな感じ。

目から入る情報を個人の心地よい物に(眼鏡を使って)変えて
→身体・心のバランスを整える
→学習・運動・集中力等に繋がる
イノチグラスの作成

通常の視力検査に加えて、VDT検査のような要素も含まれていたように思います。
そして、一般的な検査ではあまり見かけない
「色を見て、体幹が強くなるか弱くなるかを調べる検査」も行われていました(´ー`)
息子の場合は、「薄い青」のレンズが体幹に一番合っていたようです。
同じ青でも、ネイビーに近い色のレンズでは身体がグラグラと揺れてしまう…そんな不思議な体験もありました。
気になる方は「公式 イノチグラス 」で検索すると詳細が分かります。
「イノチグラス」で変わる?信じられなかったけれど…

カラーレンズの眼鏡をかけるだけで、発達障害の症状が緩和する!?
そんな簡単な方法、正直なところ最初は信じられませんでした。
でも、試してみないことには真偽は分からない。
息子の身体は日々成長していて、体幹・神経・脳・筋肉…身体全体の協調性も一緒に育てていきたい。
何もしないで手をこまねいているなんて、私には到底できませんでした。
それでも、「イノチグラス」の存在を知った当初は、作成するかどうか迷っていました。
時間・労力・費用…いろいろな壁がありました。
でも『いのちのめがね』という本を読んだことで、迷いが吹き飛び、すぐに作成を依頼することに
作名:いのちのめがね 眼鏡屋さんが明かすパフォーマンス向上法
発行日:2024年01月
著者:灰谷孝
小学3年生の息子と「イノチグラス」〜学校で使える?先生に相談してみました

夏休みに「イノチグラス」を作成した小学3年生の息子。
2学期から学校で使いたいと思い、ふと疑問が浮かびました。

カラーレンズの眼鏡って、学校で使ってもいいのかな?
そこで、使用前に担任の先生へ説明に伺いました。
・カラーが入った眼鏡を使用したいこと
・おしゃれ目的ではないこと
・発達支援(主に姿勢改善や学習への取り組みやすさ)のためであること
先生は話を聞いて、こう言ってくださいました。

大丈夫ですよ。
クラスの子達がからかうことがあったら、きちんと説明しますので、お母さん、心配しないでくださいね。
その言葉に、私は「発達加速」の予感を感じて、意気揚々と帰宅。
息子にも「安心して学校で使ってね」と伝えました。
「イノチグラス」で小学校へ登校開始!
2学期初日、息子は新しい「イノチグラス」をかけて、少し緊張した面持ちで登校しました。
でも、二日目にはすっかり慣れた様子。見た目の違和感や周囲の反応など、気にする様子もなく、自然体で過ごしていました。
そこで、イノチグラスの効果について息子に聞いてみたところ…

良く分からない
視力で困難さは感じていないようなので、「まぁそんなもんだよな」と少し残念な思いも…。
発達は時間がかかるものなので、ゆっくり効果を期待したいと思います。
イノチグラスの効果かは分かりませんが…
2学期に入ってから、息子の交友関係が急激に広がりました。
学校に楽しそうに通い、放課後も友達と約束して遊ぶことが増え、送迎が急に忙しくなって、私の方が狼狽えるほどでした(;゚Д゚)
ママ友との交流も増え、嬉しい変化に戸惑いつつも、ありがたく感じています。
「イノチグラス」をかけて一か月後の息子の様子
「イノチグラス」を使い始めて約1か月が経った頃、ふと息子に聞いてみました。

前に使ってた眼鏡もかっこよかったでしょ?あれはもうつけないの?

つけないよ
理由までは話してくれませんでした。
以前の眼鏡はビジョントレーナーさんが作ってくれたもので、体に良いはず。
でも、もしかしたら…カラーレンズの眼鏡の方が、息子にとって『体が楽』なのかもしれません。
さいごに
「眼鏡ひとつでそんなに変わるの?」
正直、最初は半信半疑でした。
でも、息子の様子を見ていると、目には見えない部分で何かが少しずつ動き始めているような気がします。
子どもの『心地よさ』は、意外なところに隠れているのかもしれません。
その『心地よさ(体が楽に使えていること)』に気づけるように、親としてのアンテナを大切にしていきたいです。
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